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新年のご挨拶(2007年)

2007年講師研修会より

株式会社グローバルテクノ 代表取締役社長 砂川 清榮 経歴

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

私が、グローバルテクノを代表いたしまして、年頭のご挨拶をさせていただきます。ちょうど1年前になりますが、昨年の講師研修会の挨拶で、人生の「三つの坂」についてお話しました。「下り坂」、「上り坂」、そしてもうひとつの坂の話です。それは、まさかの「真坂」です。

成功者と思われた数多くの方々が、途中失速、脱落していくのを見るにつけ、まさかに対応し、真坂を乗り切るためのリスク分析、是正処置・予防処置が事業継続にいかに重要であることを実感した次第です。まさに備えあれば憂いなしです。

さて、ここ数年でISO業界も様変わりしてきました。当社も国際システム審査株式会社のオーナーとなり、審査登録事業へと参入しました。昨年より準備してきました情報セキュリティ審査においても、昨年12月18日にJIPDECより認定を受け、公認の審査登録機関となりました。今年は、審査業務の公平性を損なうことなく、グループの審査業務の本格的な活動を後押ししていきたいと思っております。

皆さんの中には、審査登録機関の審査を受託している組織に属している方もいらっしゃると思いますが、審査登録業務の基準であるISO/IEC17021が発行され、審査登録機関がマネジメントシステムコンサルティング組織に審査を委託することが禁じられています。

審査の受託とコンサルティングを業としてきた組織にとっては大きな変化が強いられています。審査員研修業界も大きく変化し、JAB認定機関、コース認定制度から審査員評価登録機関であるJRCA、CEARの承認コースとして再出発しなければならなくなってきております。当社のISO9000審査員コース、ISO14001審査員コースともIRCA認定コースとなりました。また、ISO14001審査員研修コースはCEARの承認も得ました。しかしながら、ISO9000審査員コースについては、制度の変化に対する対応が間に合わず、遅れていましたが、何とか対応できる見込みです。力量試験なるものも導入され、これまでとはまったく違った運用形態が求められてきております。コース承認がシステム認証から、製品認証へと変わることで、さまざまな変化に対応しなければならなくなってきております。

このためには、コース毎の技術委員会の充実を図りながら、また、営業部を新設し、成熟産業となってきたISO研修業界の中でさらに体力強化を目指しています。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。